液タブ

cintiq pro 32を他のワコム製大型液タブと比べてみた

2019.8.1追記・表を一部修正

 

wacomから大型の液晶タブレットのcintiq pro 32が登場しましたね。

cintiqpro 32。引用先の公式ページはこちら

 

ということで今回は

・「現在出回っているワコムの大型液タブって他にどんなのがあるの?」
・「他の大型液タブとpro32がどう違うの?」

ということを調べてみました!

 

現在入手できるワコムの大型液晶タブレットの種類は?

 

  • cintiq 22(旧モデル)
  • cintiq pro 24(新モデル)
  • cintiq 27QHD touch(旧モデル)
  • cintiq pro 32(新モデル)

 

名前についている数字がディスプレイの大きさで、「pro」と書いてあったら新型です。

 

以下で

  • cintiq pro 32と24の新型どうしのちがい
  • 【おまけ】大型cintiq pro(32,24)と小型(16,13)のちがい
  • cintiq pro 32とcintiq 27QHD touchのディスプレイの差が少ないモデルでのちがい

の順で比較していこうと思います。

 

クボタン
クボタン
32を基準にして比べると22は少し小さすぎるんじゃないかな~と思うので今回は除外しました。ごめんね。

 

cintiq pro 32と24の違い

出典:ワコム

シンティックプロ32と24を表で比べたのち、サクッと違いをまとめてみます。

クボタン
クボタン
ちなみに24には「ペンモデル」「ペン+タッチモデル」の2機種ありますが、タッチ機能の有無と価格以外の違いは全くありません。

 

機種名 pro 32 pro 24
サイズ(mm) 854×506×53.25 677×394×47
重さ(kg) 13 7.2
表示サイズ 31.5 23.6
最大解像度 3840×2160 3840×2160
アドビ RGBカバー率 98% 99%
最大表示色 10億7374万色 10億7,374万色
視野角(水平/垂直) 128°/128° 176°/176°
ペンの傾き検出レベル 60° 40°
タッチ機能の有無 ×(タッチモデルは別売)

 

表のまとめ
  • pro32の方が視野角がせまい
  • pro32ペン傾き検出レベルの精度がアップ
  • pro32はタッチ機能が標準搭載

 

視野角とは

出典:hp

モニターの正確な色が見える角度の広さ。例えば上の図は視野角178度ということで「178度斜めから見ても正確な色が見えるよ」ということ。

視野角はpro24と比べて32はスペックダウンしましたが、128°あれば十分だと思います。

 

24インチと32インチという大きさの比較

 

マウスコンピューターの記事でモニターサイズを比べているものがありました。

マウスコンピューターより引用

Gが24インチでHが30インチです。pro32はもうHより少し大き目ということですね。上の引用リンク先からは原寸で表示も可能なので実際のサイズ感が知りたい人は参考に。

 

【おまけ】cintiq pro小型モデルと大型モデルの違いは?

ワコムより引用したcintiq pro16。

 

cintiq proには13,16という小型のものがありますが、それらと24,32との違いは4つです。

大型と比べた時の13,16の特徴
  • adobeRGBカバー率が低い(pro13⇨87% / pro16⇨85%)
  • 最大表示色が少ない(pro13,16⇨1677万色)
  • リモコンが付属しない
  • cintiqpro engine(別売り)が使用不可

 

リモコンとは?

express keyremote」という小型の単品で買うと¥10,000くらいする代物。

よく使う機能のショートカットを割り当てたりペンサイズや画像の拡大縮小が手元で行える便利なやつです。

 

cintiqpro engineとは?

32,24専用の小型高性能PC

装着することで、独立してシンティックを使えるように。くわしく知りたい方は下記のリンクから!

 

クボタン
クボタン
大型の方がよりプロユースってところですね。

 

cintiq pro 32と24の同じところ

出典:ワコム

24と32では、同梱されてくるものとインターフェイスが全く同じです。

同梱物

  • Wacom Cintiq Pro本体
  • Wacom Pro Pen 2
  • ペンスタンド(標準芯6本、フェルト芯4本、芯抜き)
  • カラーリング
  • ペンホルダー
  • ACアダプタ(1.8m)
  • 電源ケーブル(1.8m)
  • ExpressKey™ Remote
    (充電用マイクロUSBケーブル(30cm)、ワイヤレスレシーバ)
  • USB Type-Cケーブル(1.8m)
  • DisplayPortケーブル(3.0m)
  • HDMI 2.0ケーブル(3.0m)
  • USBケーブル(3.0m)
  • DisplayPort – Mini DisplayPort変換アダプタ
  • クイックスタートガイド
  • 保証書
  • レギュレーションシート
  • クリーニングクロス

ワコムより引用

インターフェイス

  • USB 3.0ポート x 4
  • USB Type-Cポート x 1
  • HDMI 2.0ポート x 1
  • DisplayPort x 1
  • USB-A ポート x2
    (1つはExpressKey Remoteレシーバ用)

ワコムより引用

上で紹介した「wacom keyremote」というリモコンでショートカット等を管理するので、旧モデルと違ってサイドにボタンやリングがありません。

これによって作業中誤って押してしまう心配がなくなり、デザイン的にもかなりスッキリ。

 

大型旧モデルcintiq 27 QHD touchとpro32の違い

ワコムより引用したcintiq27QHD。

次に新旧の大型を比べてみます。

cintiq27QHD touchは旧式と言っても2015年に発売されたばかりで、デザイン的にも他の旧液タブよりcintiq proに近いです。

27QHDにはタッチ機能なしモデルもあるんですが、生産が終わってしまったからなのか頭おかしいぐらい高価なのではじめから除外します。

機種名 pro 32 27QHD touch
サイズ(mm) 854×506×53.25 770×465×54.5
重さ(kg) 13 9
表示サイズ 31.5インチ 27インチ
最大解像度 3840×2160 2560×1440
アドビ RGBカバー率 98% 97%
最大表示色 10億7374万色 10億7374万色
視野角(水平/垂直) 128°/128° 178°/178°
付属ペンの筆圧レベル 8192 2048
ペンの傾き検出レベル 60° 60°
タッチ機能の有無

 

表のまとめ
  1. pro32の方が視野角が低い
  2. pro32ペン傾き検出レベルの精度がアップ
  3. pro32は付属のペンが最新で筆圧が4倍
  4. pro32の方が解像度が高い

①と②は新型どうしの比較cintiq pro 24と32の違いと同じですね。さっきから何度も登場しているリモコン「remote keyexpress」は両モデルについてきます

 

③のペンの精度は個人的にはそんなに重要じゃないと思っていますが、今後旧モデルの芯は少しずつ入手しづらくなるかもしれません。

 

cintiq pro24と27QHDの2モデル間も悩みどころ?

cintiq pro 24と27QHDだと

  • 画面の大きさもそんなに変わらないし
  • 解像度が高く
  • 新型ペンが付いてくる

という3つのポイントからpro 24がおすすめです。

クボタン
クボタン

タッチ機能だけに5万円は高いので、ペンモデルの方がおすすめです。

拡大縮小・回転などの操作は左手デバイスで補えます。

 

 

32は、さらに大きいキャンバスが必要な人向け。