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最新ショートカットデバイスTOURBOX ELITEの絵描き視点レビュー

 

TOURBOXツアーボックス」というクリエイター向け時短ツールを知ってます?


使いやすくて人気のショートカットデバイスなんですが

その3世代目「TOURBOX ELITEツアーボックスエリート」が間もなく登場します!

 

ありがたいことに先行レビューをさせてもらえることになりましたので、
この記事では主に絵描き目線での感想をお届けします。

 

この記事でわかること
  • そもそもTOURBOXはどんな人向けか
  • 他の絵描き用ショートカットツールと比べてどうか
  • 長所と短所
  • 前モデルとのちがい

 

筆者「クボタン」について

  • 趣味=デジ絵
  • ペンタブの実機使用レビュアー(WACOM/HUION/XP-PEN)
  • 今まで使用したショートカットデバイス=4個
クボタン
クボタン
よろしこ

 

TOURBOX ELITEはこんな人におすすめ

4つ以上あてはまるならオススメ
  • ショートカットキーは机に置いて使いたい
  • 普通のキーボードをショートカットとして快適に使えている
  • あまり外に持ち運ばない
  • キーの押し間違いにイライラする
  • 快適な操作のためには金を惜しまないプロ思考
クボタン
クボタン
つまり「手に持ちたい人」「外出先でも気軽にお絵かきしたい人」には向きません

 

以下ではこれらの理由をメリットと気になったところにわけて解説してみます。

 

主に絵描きから見たTOURBOXのメリット3つ

  1. 押し間違いが起こりにくい
  2. パラメーターを弄る/移動系の操作が楽!
  3. 机の上がスッキリする
コンドーさん
コンドーさん
以下で詳しく解説していきます。

①TOURBOXでは押し間違いが劇的に減る

全部のボタンの形が違うので、慣れると手の感触だけで(=いっさいTOURBOXを見ることなく)操作ができます

 

clipstudio 「TABMATE」

このメリットはクリップスタジオの「TABMATE」にも言えますが、あちらは手に持つタイプなのに対してTOURBOXは机に置くタイプなので住みわけができています。

  • タブメイト = ヒジをつきながらでも操作できる(ダラダラ操作が可能)
  • TOURBOX = 両手は常に机の上(姿勢がよくなる)

 

②数値いじり/移動系の操作が圧倒的に楽

 

たぬきち
たぬきち
ボタンよりホイールを使って操作したい項目っていくつかありませんか?

 

一般的なショートカットの場合、ホイールは1つなので切り替えスイッチを押して役割を変えるわけですが、複数割り当てていると切り替え時の連打によるミスが起こるわけです。

コンドーさん
コンドーさん
いらいらするやつだね

 

TOURBOXの場合、回転ホイールが3つもあるおかげで回転→拡大→ブラシサイズ変更→回転→縮小・・」等を切り替えなしで行えます。

クボタン
クボタン
ストレスフリーでかなり便利だと思いました。

 

ボタンとの組み合わせ操作でホイールへの割り当てはもっと増える

ボタン押しながらのホイールを操作すると、単品とは別の操作が割り当てられます。

これらをすべて駆使した場合、合計11個の動作をホイール類に割り当てられます

TOURBOXは外国製ですがアプリが使いやすいです。初回立ち上げ時には、カンタンなhow toもあってとても親切。

 

③bluetoothでの無線接続もできる

前モデルまで接続は有線のみでしたが、ELITEからはbluetooth対応になりました。

接続もスムーズで、スリープからの解除による操作のもたつきも全く感じず総じて快適でした。

単三電池2個で駆動。

 

有線でももちろん接続可能

付属するケーブルがUSBCtoCなので、PCによっては変換ケーブルが要ります。

たぬきち
たぬきち
本体に接続する方のtypeCが90度に曲がっているの、断線が防げて地味にうれしい。

 

人によってはイマイチと感じる3つの部分

外箱もかっこいい

  1. 重くて幅をとる
  2. 操作音が大きい
  3. 他のショートカットデバイスと比べて高価
たぬきち
たぬきち
③以外は人によってはメリットと感じるかも。その辺も踏まえつつ以下で解説していきます。

 

①TOURBOXは大きくないけど、大きい

他のショートカットキーとの比較。スマホはiPhone 12miniです


TOURBOXは手に持つタイプではないので、
必ず机のどこかに置く必要があります。

ということは必然的にスペースが必要であり、せまいカフェなどでの使用には向きません。

 

バッテリー込みで400g以上!

  • iphone13ふたつ以上
  • 350mlの缶飲料より少し重い

他のあらゆるデジ絵用ショートカットデバイスより重いです。

手で持ち上げて操作するわけではないので気になりにくいですが、持ち運びには要注意。

ただ、見方を変えると安定しやすいということでもあります。
底にゴムのグリップもついているので動いてしまうことがありません。

 

操作音が大きい

ボタン類 = 一般的なマウスと同じくらいのカチカチ音

ホイール = 無音

はっきり打鍵感がわかるので好き嫌いが分かれそうです。

クボタン
クボタン
僕は「キーボードやマウスは音が小さいほどいいよね」と思う派・・・。

 

知覚フィードバックで疑似クリック感

TOURBOX ELITEからの新機能として、ホイールは設定から振動による「疑似カチカチ感」を出すことができるようになりました

ただ、こんな感じで「ゴッゴッゴッ」と地味にデカい音がします。

個人的には隣の部屋で人が寝てたらちょっと気を遣うレベルだと思うのでoffにしました。

 

他のデジ絵用ショートカットキーと比べるとかなり高価

他のショートカットキーは¥6000~¥10000ほどなのに比べて、TOURBOXシリーズは倍以上の価格します。

ちなみに一世代前のTOURBOX NEOの現在価格はこんな感じです。

 

絵描き用の置き型左手デバイスとしてTOURBOX ELITEは優秀だった

  • 直感的な操作でミスが減る
  • 複数ホイールで拡大縮小/回転が便利
  • 重くて少し幅をとる
  • 多機能・親切だけど高価
クボタン
クボタン
使用感は総じてよかったけれど、若干人を選ぶかな!

ただ、置き型としては本当に使いやすかったので、冒頭に述べた通り

  • 金銭的に余裕があって
  • 置き型のショートカットキーが好き

な人にはおすすめできます。

興味がある人はHPも覗いてみて下さいね~