2022追記
2022現在でハイスペックな板タブを検討中であれば、intuos proと同等の性能を持ちつつもコスパの良い板タブxencelabsのSEバンドルもおすすめです。そちらの記事もあわせてご覧ください。
・intuos proの種類と今からのおすすめ
・おすすめする理由(新→旧の進化)
・paper edition買うなら液タブにした方がいい
・そもそもあなたにとってintuos proはベストチョイス・・?
こんにちは、bamboo→intuos4→mobilestudio pro16といった感じで10年間ワコムを使ってますクボタンです。
この記事では
という疑問をスッキリさせつつ、今おすすめなのはコレ!というところまでお話しようかと思います。
intuos proはどんなペンタブか
- 30年以上ものペンタブ製作歴を持つワコム製の板ペンタブ。
- 初心者向けペンタブ「intuos」をパワーアップさせたタブレット
- intuosよりペンの性能がよく、本体のショートカットボタンが多い
- intuosにはないホイール(画像左の◎部分)で、画像の拡大縮小や回転がスムーズ
intuos proは全部で9種類
- 旧型 Sサイズ
- 旧型 Mサイズ
- 旧型 Mサイズ スペシャル
- 旧型 Lサイズ
- 新型 Sサイズ
- 新型 Mサイズ
- 新型 Mサイズ paper edition
- 新型 Lサイズ
- 新型 Lサイズ paper edition
intuos proのpaper editionとは
- 誰向け?→線画はアナログ派のイラストレーター
- メリットは?→スキャナーいらずでPCに線画を取り込める
paper editionとは通常のペンに加えもう一本”wacom finetip pen”が付属するモデルです。
intuos proの上に紙をセットしwacom finetip penでスケッチすると、本体が情報を記憶。
PC接続時にボタン一つで描いた絵をデジタル化(PCへ転送)できるというものです。
公式動画はこちら
ただ、個人的にはあまりおすすめしません。その理由は後ほど。
今からintuos proを選ぶならおすすめは新型3種のみ
細かい話に進む前にざくっと結論からお話しすると、今からどれかを選ぶのであれば新型S・M・Lに限られます。
というのも、
- 新型の方が進化している(筆圧/サイズ/接続法)
- 新旧でそんなに値段がかわらない
- そもそも旧型があまり出回っていない
- paper editionを買うなら液タブの方がいい
からです。
さて、ここからは上でお話しした新型の進化やpaper editionをおすすめしない理由について
- 新旧の同じところと違うところ
- paper editionのデメリット
をお話しすることで解説していこうと思います。
新旧intuos pro3つの同じところ
※大きさの比は実際とは違います。
- 本体のショートカットボタンの数(S⇒6つ M/L⇒8つ)
- ペンのショートカットボタンの数(サイドに2つ、お尻に1つ)
- タッチ操作対応
新旧intuos pro3つのちがい
- ペンの種類と筆圧レベル
- 新型の方が軽くてコンパクト
- ワイヤレス時の接続方法
旧→新の変化①・ペンの種類と筆圧レベル
旧型についてくる「グリップペン」
新型についてくる「プロペン2」
旧機種2048レベル→新機種8192レベルと筆圧が4倍にパワーアップ。
intuos pro旧→新に乗り換え予定の人は替芯の種類も違うので、残念なことにあまった芯は使えません。
旧→新の変化②・新intuos proの方が軽量・コンパクト
旧型 | 新型 | 旧型から比べた新型の大きさ | |
S サイズ | 320×208 | 269×170 | 約0.68倍 |
S 重量 | 660g | 450g | 0.68倍 |
M サイズ | 379×251 | 338×219 | 約0.77倍 |
M 重量 | 約1000g | 750g | 約0.75倍 |
L サイズ | 487×317 | 430×287 | 約0.79倍 |
L 重量 | 約1800g | 1300g | 約0.72倍 |
ただ、ペンの読み取り可能範囲は広い
wacomより引用
読み取り範囲とは本体の大きさではなく、ペンを置いた時に反応する範囲のことです。
新型では読み取り範囲が大きくなったので、旧モデルと同じサイズを選んでもより快適に作業ができるようになりました。
旧型 | 新型 | 旧型から比べた新型の大きさ | |
pro S | 157×98 | 160×100 | 1.03倍 |
pro M | 223×139 | 224×148 | 1.06倍 |
pro L | 325×203 | 311×216 | 1.01倍 |
旧→新の変化③・ワイヤレス時の接続方法が違う
旧シリーズ…ワイヤレスキットを使用。本体についてくる。
新シリーズ…本体がbluetooth対応。
intuos pro paper editionをおすすめしない理由
paper edition付属のfinetip pen
アナログは向けであるintuos pro paper editionのデメリットとして
- 専用のペンしか使えない(つまり清書でのやり直しは不可)
- 情報量(書き込み量)が多いと転送に時間がかかる
ということが挙げられます。
paper editionよりcintiq 16の方がコスパいいぞ!!
こちらにも書いていますが、Lサイズpaper editionとサイズ感の似ている液タブ”cintiq 16″を選んだ場合
- 画面に直接描くからアナログライク(=板タブ特有の違和感ゼロ)
- スキャンの必要がない(pcのみで完結)
- 今のPCモニターをサブモニターとして活用できる(作業がはかどる)
- intuos proとcintiq 16はペン(の性能)が同じ
- 万が一液タブが肌に合わなくてもintuos proがわりとして機能する
- レビューが多く、かつ高評価(amazonで)
これだけのメリットや特徴を持ち、価格は+約¥20,000です。
【まとめ】intuos proを選ぶことが決まっているなら新型がおすすめ
・全9種で新型と旧型がある
・新型のほうが軽量・コンパクト
・新型は筆圧が4倍
・今から選ぶならコスパ的に新型S・M・L
・S=ノートPC M=一般的なデスクトップ L=24インチ以上
・paper editionでスキャナーいらず「線画はアナログ派」向け
・paper editionよりciniq 16の方がコスパが高い
本記事ではおすすめのintuos proの特徴とおすすめについて紹介してきましたが、これはintuos proを選ぶことが確定した場合のベストなチョイスです。
【余談】そもそもあなたにとってintuos proはベストチョイスなんだろうか・・・?
このページをみてくれた人の多くは
という初心者レベルじゃなくて
というある程度熱を持ってる人だと思うんですが
そんなガチ目なあなただからこそ、ぼくはペンタブ選びに失敗してほしくないです。
なので、もし時間があるならおすすめのペンタブ選び方をガッツリ書いた記事も参考にしてみて下さい。
まあ端的にいうと「ガチでやるんなら液タブの方がいいよ!」という内容なので、時間がない人はintuos proよりcintiq 16の方おすすめを読んで頂いてもオッケーです。