wacomの液タブ

ワコムの液タブcintiq 16まとめ|proとの違いとデジ絵初心者に不向きな理由

 

「はがねのつるぎや!!」

 

どうもwacom歴10年イラストレーター、クボタンでございます。

 

wacomの液タブ「cintiq 16」めちゃくちゃ人気ありますよね。アマゾンでのレビューも多く、なおかつ高評価!

ただ僕は気づいてしまいました。「いや、cintiq 16ってデジ絵初心者向けじゃないよな・・・と。

 

ということで今回は

  1. そもそもcintiq 16の特徴や性能ってどんなもん?
  2. cintiq 16がデジ絵初心者向けではない理由は?
  3. つまりcintiq 16はこんな人におすすめ

 

というお話をしてみようと思います。

 

cintiq 16とcintiq pro 16の比較

上級者向けのcintiq pro16と比較してみました。表の下にまとめがありますので、とばしてもオッケーです。

詳しい表を見たい人はこちらをタップ
cintiq 16 cintiq pro 16
最大解像度 1920×1080(FHD) 3840×2160(4K)
液晶方式 IPS IPS
最大表示色 1677万色 1677万色
色域 CIE1931 NTSC 72% CIE1976 adobeRGB カバー率90%

CIE1931 adobeRGB カバー率85%

ペンの筆圧 8192レベル 8192レベル
タッチ入力 ×
接続 3 in 1 ケーブル(HDMI+USB-A+電源) 1.ACアダプタ + オルタネートモード対応USB typeCポート

2.ACアダプタ + USB-A + MiniDisplayPort

3.ACアダプタ + USB-A + Displayport

4.ACアダプタ + USB-A + HDMIport

オンスクリーンコントロール
ラジアルメニュー
スタンド 19度 5度/20度
質量 1.9kg 1.5kg
構成 本体

propen2

ペンホルダー

通常芯3本

芯ぬき

3 in 1ケーブル

ACアダプタ

電源ケーブル

クイックスタートガイド

保証書

レギュレーションシート

本体

propen2

ペンスタンド

通常芯6本+フェルト芯4本

芯ぬき

ACアダプタ

電源ケーブル

wacom link plus

mini Displayportケーブル

USB typeCケーブル

USB2.0 – micro USBケーブル

クイックスタートガイド

保証書

レギュレーションシート

クリーニングクロス

 

表のまとめ

cintiq16とcintiq pro16の共通点
  • 付属のペン(筆圧8192)
  • 最大表示色
cintiq16の方が劣っているところ
  • 解像度(画像のきめ細やかさ)
  • 色域(表現できる色の豊かさ)
  • タッチ入力ができない
  • 視差(液晶ガラスの分厚さ)

 

クボタン
クボタン
これらの結果をもとにcintiq 16の特徴・性能を以下でもう少し細かく見てみましょう〜

 

cintiq 16の特徴

液晶はスタンダードレベル

wacomより引用

 

cintiq 16の解像度はフルHDで、これは2020年現在普及率がもっとも高いPCモニターの解像度と同じです。

クボタン
クボタン
cintiq pro 16の最大4K表示に比べると見劣りするものの、十分な性能かと思います。

 

また色域についてもよくも悪くもなく、といった具合です。

色域?adobe RGB?NTSC?いう人はこちらをタップ
  • 色域 = 人に見える色の範囲
  • adobe RGB / NTSC = ディスプレイで表現できる色の範囲

EIZOより引用

  • グラフに見えているすべての色 = 「色域」
  • 黄色い三角形 = NTSC
  • 赤い三角形 = adobe RGB
  • cintiq 16 = 黄色い三角形の72%の色をカバー
  • cintiq pro 16 = 赤い三角形の85%の色をカバー

 

カバー範囲は違えど、adobeRGBとNTSCは同じくらいの大きさ。

 

cintiq pro 16と比べるとcintiq 16は色の表現力で劣りますが、正直

・「ちょっと液タブ試してみようかしら」
・「はじめての液タブ!」

という方なら色域の低さなんて気にすることは全くないし、気にならないところだと思います。(今使っているPCモニターがEIZOの10~20万円するものとかの場合は別。)

また、cintiq pro16の色域もそんなに高いわけではないです。

クボタン
クボタン
色域を気にすべきなのはプロや、それに準ずるような人。また、描いたものの印刷をよくする人だけですね。

 

タッチ入力ができない

wacomより引用のcintiq pro 16

 

タッチ機能のメリットは画像の回転・拡大縮小を直感的に(ipadやgoogle mapのように)操作出来ることによる作業の時間短縮です。

cintiqにはタッチ機能がないのですが、ぶっちゃけ別になくても困りません

というのも、キーボードショートカットや左手デバイスで代用できるからです。

 

実際、僕は左手デバイスと共に使ってからmobilestudio proではタッチ機能をほぼ使っていません。

「タッチ機能オン→タッチ操作→タッチ機能オフの流れが面倒」だからです。

クボタン
クボタン
ずっとタッチ機能をオンにしておくと手が触れるたびに誤動作するので面倒なんですよね〜

 

視差がある

cintiq 16はpro13や16と比べてほんの少しだけモニターの表面ガラスが分厚いです。

クボタン
クボタン
ただ、それでも旧モデルと比べるとかなり薄いです。様々な液タブでお絵かきした僕の経験から言うと許容範囲ですし、そのうち慣れます

 

cintiq 16がデジ絵初心者向けではない理由【結論→金】

 

上で見た通り、cintiq16は性能的には申し分ないのですが、冒頭で述べたとおりデジ絵入門者となると手放しでおすすめ出来ません。

費用的な問題で、です。

 

「デジ絵初心者」には高い本体価格

7万円ほどします。趣味の最初の投資に7万円かけられる人ってそうそういないんじゃないでしょうか。生活にゆとりがある人ならともかく、キッズにはきつい。

初心者からしたら高いのですが、今までの液タブ事情を知っている人間からするとめっちゃくちゃ安いペンタブだったりします。

この大きさの液タブってcintiq 16が出る前までだったら倍額以上してました

 

画像編集ソフトがついてこない

入門用液タブwacom one 13と違ってcintiq 16にはソフトがついてこないので、完全に0からデジ絵を始めようと思ったら本体と別にソフトにもお金がかかります

それなりのソフトを使おうと思うと数千円〜は必要です。

 

クボタン
クボタン
ということでcintiq16は、ドラクエでいう「はがねのつるぎ」。
ある程度戦い方に慣れた人にとってのエントリーモデル、スタンダードモデルってとこです。

 

追記2020/5

今現在、期間限定的にwacomの全モデルにソフトが付属してくるキャンペーンがされています。

くわしくはリンクから!

 

cintiq 16はこんな人にオススメ!

wacomより引用

 

ここまでの内容を踏まえるとcintiq 16は以下のいずれかに当てはまる人に向いています。

  1. デジ絵初心者だけどお金に余裕はある
  2. intuos(またはそれに準ずるモデル)の性能に物足りなさを感じてきた
  3. intuos proとcintiq 16で悩んでいる

 

板タブか液タブかで迷っているならcintiqにしてみては?

 

ワコムのintuos proと液タブで迷ったらcintiq 16にしろ!幸せになれるぞ!! こんにちは、ワコムのペンタブを使って10年くらいのクボタンです。 「次に買うタブレット、板タブと液タブどっちにしよう」 ...

こちらにも書きましたが

  • 板タブは液タブがわりになれないが、液タブは板タブ替わりになる
  • スペック的にはcintiq 16 ≒ intuos pro
  • だから万が一cintiqが肌に合わなくてもintuos pro替わりとして機能する

 

ということで、「お絵かき環境をよりよくしたい、自分の色々な可能性を試してみたい」という人には金銭面以外でのデメリットが皆無なのでかなりおすすめです。

 

以上でじっくりと「板タブと液タブのどちらが肌に合うのか」を見極められる優秀な液タブ、cintiq 16の紹介を終わります。

お付き合いありがとうございました〜