ワコムの液タブcintiq16まとめ。proとの違いとデジ絵初心者に不向きな2つの理由とは?

 

「はがねのつるぎや!!」


どうもwacom歴10年イラストレーター、クボタンでございます。

今回はタイトルで言いたいことが完結してます。cintiq 16はそんなにデジ絵初心者向けじゃないんじゃないの?というお話。

 

「え、公式にもエントリーモデルって書いてるやん?」

「めちゃくちゃ高性能なん?」

 

ナドナド思われたでしょうから以下に

・そもそもcintiqの特徴や性能は?

・cintiq16がデジ絵初心者向けではない理由は?

・じゃあcintiq16は誰向けやねん

というところを解説していきますね。

 

MEMO

2019/7末に登場したcintiq 22とcintiq 16の比較記事もお時間あればぜひ。

 

cintiq 16とcintiq pro 16の特徴・性能の比較

cintiq 16だけを見てもわかりづらいかもしれないので中級者~向けのcintiq pro16と比較してみたよ。

クボタン

 

cintiq 16 cintiqpro 16
最大解像度 1920×1080(FHD) 3840×2160(4K)
液晶方式 IPS IPS
最大表示色 1677万色 1677万色
色域 CIE1931 NTSC 72% CIE1976 adobeRGB カバー率90%

CIE1931 adobeRGB カバー率85%

ペンの筆圧 8192レベル 8192レベル
タッチ入力 ×
接続 3 in 1 ケーブル(HDMI+USB-A+電源) 1.ACアダプタ + オルタネートモード対応USB typeCポート

2.ACアダプタ + USB-A + MiniDisplayPort

3.ACアダプタ + USB-A + Displayport

4.ACアダプタ + USB-A + HDMIport

オンスクリーンコントロール
ラジアルメニュー
スタンド 19度 5度/20度
質量 1.9kg 1.5kg
構成 本体

propen2

ペンホルダー

通常芯3本

芯ぬき

3 in 1ケーブル

ACアダプタ

電源ケーブル

クイックスタートガイド

保証書

レギュレーションシート

本体

propen2

ペンスタンド

通常芯6本+フェルト芯4本

芯ぬき

ACアダプタ

電源ケーブル

wacom link plus

mini Displayportケーブル

USB typeCケーブル

USB2.0 – micro USBケーブル

クイックスタートガイド

保証書

レギュレーションシート

クリーニングクロス

表のまとめ

cintiq 16とpro 16の同じところ

・付属のペン(筆圧8192)

・最大表示色

cintiq pro16より劣るところ

・解像度が低い

・色域がせまい

・タッチ入力ができない

・視差が少しある

 

以下で違いをくわしく見てみましょう!

クボタン

 

違い1・cintiq 16の方が解像度が低い

 

 

低いといいつつもcintiq16はフルHDではあるので十分スタンダードレベル。cintiq pro16の最大4K表示に比べると見劣りするものの、cintiq16はエントリーモデルなので妥当かと。

 

違い2・cintiq 16の方が色域がせまい

 

 

cintiqpro16はabobe RGBカバー率 85%なのに対してcintiq16はNTSC 72%なのでproに比べると色の表現力で劣るけど

・「ちょっと液タブ試してみようかしら」
・「はじめての液タブ!」

という方なら気にすることは全くないし、気にならないところだと思う。(今使っているPCモニターがEIZOの10~20万円するものとかの場合は別。)

 

また、cintiq pro16の85%もそんなに高いわけではないです。

・色域・・・人に見える色の範囲

adobe RGB / NTSC・・・ディスプレイで表現できる色の範囲。

EIZOより引用

・グラフに見えているすべての色=「色域」

赤い三角形=adobe RGB

黄色い三角形=NTSC

カバーしている範囲は違えどadobeRGBとNTSCは同じくらいの大きさだということが伺えますね。

クボタン

 

cintiq 16とcintiq pro 16の話に戻すと、

・cintiq16=黄色い三角形の範囲の72%の色をカバー

・cintiq pro=赤い三角形の範囲の85%の色をカバー

ということです。

違い3・cintiq 16はタッチ入力できない

 

 

タッチ機能があると画像の回転・拡大・縮小を直感的に(ipadやgoogle mapのように)操作出来るので地味に時間短縮につながります。

 

違い4・cintiq 16は視差がある

 

 

これは先日ヨドバシでcintiq16とcintiq pro 13、cintiq pro 16の3種を触ってみて感じたことですが、cintiq16はpro2機種と比べてほんの少しだけモニターの表面ガラスが分厚いです。

 

それでも旧モデルの液タブと比べたらcintiq 16もかなーり薄いんだけどね。

クボタン

 

cintiq 16がデジ絵初心者向けではない2つの理由

 

上で見たとおりcintiq16の性能は中級者~には一部物足りない部分があるものの、液タブ初心者には申し分ないかなぁと。

 

しかし冒頭で述べたとおり、デジ絵入門者には手放しでおすすめ出来ない点が性能以外のところにあるので今からそれを見ていきましょう。

1・「デジ絵初心者価格」には高い価格

wacomより引用

 

7万円ほどします。ちなみに後述するwacomの真!入門用液タブ「wacom one 13」だったら4万円ほど。

趣味の最初の投資に7万円かけられる人ってそうそういないんじゃないでしょうか。生活にゆとりがある人ならともかく、キッズにはきついかもしれません。

 

補足

初心者からしたら高いですが、今までの液タブ事情を知っている人間からするとめっちゃくちゃ安いペンタブだったりします。

この大きさの液タブってcintiq 16が出る前までだったら倍額以上してました

2・画像編集ソフトがついてこない

同じワコムのエントリー向けの板タブintuosシリーズは本体を購入するとPCでお絵描きや写真編集する用のソフトがついてくるんですが、cintiq 16にはソフトがついてきません

 

つまり、完全に0からデジ絵を始めようと思ったら本体と別にソフトにお金がかかるということ。

クボタン

 

無料のソフトもあるけれど、それなりのものを使おうと思うと¥5000~は必要です。その点「wacom one 13」だと有料ソフトもついてくるのでお得です。

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ということでcintiq16は、ドラクエでいうと「はがねのつるぎ」レベルのものやと僕は思うねん。ある程度戦い方に慣れた人にとってのエントリーモデル、スタンダードモデルってとこでないかと。

クボタン

cintiq16はこんな人にオススメ!

 

初心者向けじゃないことを踏まえて具体的に誰向きなのか。僕が考えるのは以下の2パターンの人です。

すでに入門モデルのペンタブを使っててステップアップしたい人

wacomより引用

 

ステップアップとして中級者〜向け板タブ「intuos pro」を買おうとしているそこのアナタ!あと3万円ちょい出すと直接モニターに描き込めるようになりますよ!それがcintiq 16だ。

ワコムのintuosproと液タブで迷ったらcintiq16にしとけ!その方が幸せになれるぞ!!

こちらにも書きましたが、cintiqを買って後悔することはないからです。

 

なぜなら万が一

液タブ買ったけど自分はやっぱ板タブの方があってたかも

となっても、液タブcintiqは板タブがわりになります

なおかつ、intuos proとcintiqの描き心地は同じでなので、板タブとしてもレベルアップしたことになるからです。

 

 

お金に余裕があり、ある程度アナログ歴が長いデジ絵初心者

wacomより引用

初期投資として7万円とソフト代が払える人ならもちろんおすすめしたい!直接画面に描けるので、今までの学んだアナログの技術をある程度活かせますね!

 

また「アナログ歴が長いけどペンタブは板タブの方が性に合っていた」という人もいますが、上でお話したとおり液タブは「PCのモニターを見ながら絵を描く」板タブと同じ使い方もできるので安心。

別にソフトを購入する必要があるのには注意!

cintiq16のまとめ

「intuospro + 画面に直接描ける機能(入門編) = cintiq16」

初心者向けでない理由

・初心者には高い価格

・ソフトがついてこない

誰におすすめか

・デジ絵中級者〜

・7~8万出せる人


今まではwacomで高性能かつ低価格のペンタブレットを考える際に選択肢がintuos proしかなかったけど、そこに液タブという選択肢が加わったわけです。自分には液タブがあってるかそれとも板タブがあってるか見極めるのに最適な赤魔道士モデル。

正直今からデジ絵始める人がうらやましいね!おしまい。

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qubotan

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