みなさんドレミファどーなっつの曲をきいたことあるだろうか
「一度会ったら友達で♪ 毎日会ったら義兄弟だ♪
みど・ふぁど・れっしー・そらお♪・・」
はいストップストップ!
みど・ふぁど・れっしーと来てからのそらお。
字面。
地中海の風を感じてたら知らん間に白米かきこんでたわ~みたいな?幼い頃は気づかんかったけどゴリラのお友達、そらおくん。明らかに異彩を放ってるよね。
しかしこうして軽い気持ちで調べてみてわかったんですよ。
異彩を放っているのは名前だけではなかったのだ、ということに。
あなたは今日本当の意味でそらおくんという男の子、そしてその生き様を知ることになる。
そらおくんのフルネームと家族構成
本名・青井空男(wikipediaより)
想像以上に和テイストだった。
ロミオみたいな感じかと思いきやまさかの漢字。「みど・わおん」「ふぁど・わおん」「れおなるど・とびっしー」からの「青井空男」。友達4人をフルネームで並べてみるとさらにインパクト大。
ちなみにお父さんは「青井海原」、お母さんは「青井麦」。
冗談抜きでめっちゃええ名前やと思いません??
きっとお父さんは強くて優しくてちょっぴりガンコ。お母さんは麦畑を何度もなでる風のように愛情が深いんだ。
そらおくんの生い立ち
父が勤めていた村の鉄道が廃線になったため、ドレミファ鉄道があるどーなっつ島へ引っ越して来た。母親がいないので父にお弁当を届けたり、家事全般をこなす。(wikipediaより)
ちょっと待ってタンマタンマ!!
母親がいない??
愛情深い麦さんはどうしたんだ・・・また「いない」という書き方が抽象的で微妙に刺さる・・
調べてみると脚本家が同じである「おかあさんといっしょ」の人形劇、「にこにこ、ぷん」のアーカイブスの中にヒントを見つけることができた。
じゃじゃまるは母親がどこにいるのか知らない。ぴっころは家族と一緒に住んでいるかどうかも明らかにされない。ぽろりは家族から離れて一人旅の途中。
見ている子どもたちの家庭環境はさまざまだと考えた『にこにこ、ぷん』のスタッフたちは、主人公たちのそばに母親がいるという状況をなるべく作らないように気を遣ったそうだ。(nhkアーカイブスより)
深い。
こういった配慮がなされていたなんて知らなかったよ。他にもNHKアーカイブスを見ると細かな心配りの片鱗を感じさせられた。
見てた当時は子供だから気づかんのは当然かもしれんけど、僕らは幼い頃、こうやって知らない間に何人もの大人に見守られていたのだろう。優しい世界。
いや正直、「そらおくんって疎外感すごくね??」くらいの軽い気持ちで調べ始めた自分に若干のうしろめたさを感じるよ。
僕はパンドラの箱を開けてしまった・・・
そらおくんの性格
気は優しくて力持ち。動きはスロー。騙されたりからかわれたりしても、めったに怒らない。(nhkアーカイブスより)
何よりまずね、そらおくんをだましたりからかったりするやつらの命知らず具合がやばい。
今一度確認しとくけどそらおくんゴリラやからね?大人は防弾ガラスをパンチで割れるんやで?
本気を出したらマウントを取れるのは確実なのに、あえてそれをしないそらおくんの心の広さよ。
めっちゃええやつやん。
きっと家でもこう言われているに違いない
海原「空男。お前は青い空のようにどこまでも広く、明るく、やさしい男の子になるんだぞ。空が青ければ、みんなやさしい気持ちになれるだろう?」
海原!!!!お前は絶対こんなこと言う名前だ!
そんで「お前の涙は海である父ちゃんが全部受け止めてやる」的なことも言いよるぞ!!全く最高だなお前という漢は!!!そらおくんを育ててくれてありがとうな!!
そらおくんの優しさにまつわるエピソードがこれまたいいんだよ!括目せよ↓
ほっぺのバンソウコウの秘密~ゴリリン村を引っ越す日に、憧れの「ゴリリン村保育園」の雪子先生が貼ってくれたので、剥がせずにいる。
お人好しで、れっしーのご飯を作ってあげたり洗濯をしてあげたりしている。(nhkアーカイブスより)
思い出のものって捨てられないよね。めっちゃわかるで。でも僕はお母さんがいないからこそ保母さんへ母性を求めてしまうのだろうかなどと邪推してしまう。バックグラウンドを考えると割と本気で泣きそうだわ。ごめんよそらおくん。
あと、保育園くらいの年齢でもう他人の面倒を見るとか完全に神童。
でもね、そらおくん。僕はそらおくんのことが心配だよ。
立ったまま寝る癖がある(wikipedia)
そらおくん。君はがんばりすぎなんだよ。もっと自分をいたわってあげてください。
そしてこの件についてすごいのはこれだけではない。
いいか、現実の世界の中で立ったまま寝るのは誰か考えてみてくれ。
そう、それは仕事帰りの電車で見るサラリーマンだ!
そう、それは育児だけでなく家事に仕事にがんばるパパやママだ!!
日々の忙しさで自分を客観的に見ることが困難になっているパパやママに対して、そらおくんは警鐘を鳴らしてくれていたのだ。
れっしーやテレビの向こうのおともだちのみならず、間接的にパパやママまで気遣うそらおくん。年長者に対しても思いやりの心を忘れない彼はやっぱり神童である。
そらおくんのあいさつ
「ジャンボ!おら、そらお」
スワヒリ語のあいさつと自分の体が大きいことをひっかけている(wikipediaより)
周りのことを気遣うだけでなくユーモアを忘れない。それがそらおという生き方だ。
動きがスローなのでてっきりどんくさくてお勉強も苦手かと思いきや、生まれて数年しかたっていないだろうにスワヒリ語の存在を知っている神童。
さすがは類人猿といったところか。他の畜生どもとは頭の出来が違う。
そらおくんのまとめ
そらおくん is
・母がいない逆境にも負けず
・幼くして家事万能になったがんばりやさんで
・頭がよく
・それを活かしたユーモア持ち
・無意識に人を気遣うやさしさを持つ
という神童。
いや本当に心から応援したくなるキャラクターだったわ。
みなさんにもそらおくんの魅力が少しでも伝われば幸いだ。
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