「ワコムのペンタブ、種類多すぎてよくわからん!」
「それぞれどんな特徴があるの?」
「金額はどんなもん?」
どうも!ワコム歴10年のイラストレーター、クボタンです。こんな絵描きます!
今日は「これからデジ絵をはじめる」もしくは「スキルアップのため新たなペンタブを探している」というあなた向けに、
- ワコムのペンタブレットにはどんな名前(ブランド)のものがあって
- それぞれ何種類あってどれくらいの価格帯なのか
を完全網羅、かつ簡単に説明してみましたので、ぜひお役立てください〜。
ワコムのペンタブは6種類に大別できる
- intuos = 入門者向け 板タブ
- intuos pro = 中級者〜向け 板タブ
- wacom one 13 = 入門者向け 液タブ
- cintiq = 中級者向け 液タブ
- cintiq pro = 上級者向け 液タブ
- mobilestudio pro = OS付きタブレット
*入門、中級者、上級者とは性能(価格)差を表します。
PCがなくても単体で使えるタブレットで、性能はcintiq proと同レベル。
「絵を描くことに特化したi pad」といったイメージ。
ワコムの板型ペンタブレット(板タブ)2種
1・初心者向けペンタブintuos(インテュオス)
種類 | 新型S ベーシック | 新型S ワイヤレス | 新型M ワイヤレス |
---|---|---|---|
サイズ | 200×160×8.8mm | 200×160×8.8mm | 264×200×8.8mm |
重量 | 230g | 230g | 410g |
読み取り範囲 | 152×95mm | 152×95mm | 216×135mm |
筆圧感知 | 4096 | 4096 | 4096 |
ショートカット数 | 4 | 4 | 4 |
付属ソフト数 | 1 | 2 | 3 |
価格(amazon) | 約¥8,500 | 約¥12,500 | 約¥18,000 |
有料の画像編集ソフトがセットでついてくるお財布にやさしい板タブ。
付属ソフト・サイズ・新/旧モデルの違いにより合計10種類も存在しますが、
2021年現在は新型を選んだ方が幸せになれます。
よりくわしくはintuosの総まとめ記事へどうぞ。
2・中級者~向けペンタブintuos pro(インテュオスプロ)
種類 | サイズ | 重量 | 読み取り範囲 | 筆圧感知 | ショートカット数 | 価格(amazon) |
---|---|---|---|---|---|---|
新型 S | 269×170×8.45mm | 450g | 160×100mm | 8192 | 6 | 約¥26,000 |
新型 M | 338×219×8mm | 700g | 224×148mm | 8192 | 8 | 約¥33,000 |
新型 L | 430×287×8mm | 1300g | 311×216mm | 8192 | 8 | 約¥49,000 |
intuosとintuos proの比較記事にも書いていますが、
intuos proはintuosと比べ、描き味や利便性が向上した板タブです。
intuos proは「サイズ」「新/旧モデル」の違いで合計9種類ありますが、今から選ぶなら新型一択!
なぜなら
- 新旧で値段もそんなに変わらなかったり
- 技術も進化していて描き味が増してたり
- 同じサイズのものでもコンパクト化されている
からです。
intuos proについてよりくわしく知りたい方は下記の記事もぜひ。
intuos proに期間限定で付属する体験版ソフト
- adobe after effects(~2022/9/16)
- adobe premiere pro(~2022/9/16)
いずれもイラスト用ソフトではないので、イラストソフト目当てなら以下で紹介する
- wacom one 13(初心者向け液タブ)
- cintiq16(中級者向け液タブ)
がintuos proとそこまで値段が変わらないのでおすすめです。
ワコムの液晶型タブレット(液タブ)3種
1・初心者向け液タブwacom one 13
サイズ | 225×357×14.6mm |
重量 | 1,000g |
読み取り範囲 | 294×166mm |
筆圧感知 | 4096 |
解像度 | FHD(1920×1080) |
色域カバー率 | NTSC 72% |
タッチ機能 | × |
価格(amazon) | 約¥39,800 |
2020年1月に発売されたばかりのデジ絵入門者向け13インチの液タブ。
液晶の精度は他の液タブと似ていますが、ペンが違ったり一部アンドロイドに接続して使えたりします。
ほとんど体験版ですが、初期費用をおさえたいならおススメ!
wacom one 13に付属するソフト
- bamboo paper プロパック
- clip studio pro 6か月ライセンス
- Adobe Fresco(~2022/9/16)
- パルミー(~2021/2/28)
- adobe Premiere Rush ※1
- adobe Creative Cloudフォトプラン(~2022/9/16) ※1
※1・どちらか一方のみ選択可
2・中級者向け液タブcintiq(シンティック)
種類 | 16インチ | 22インチ |
サイズ | 422×285×22mm | 570×359×40mm |
重量 | 1900g | 5600g |
読み取り範囲 | 344×194mm | 476×268mm |
筆圧感知 | 8192 | 8192 |
解像度 | FHD(1920×1080) | FHD(1920×1080) |
色域カバー率 |
NTSC 72% sRGB 96% |
NTSC 72% sRGB 96% |
タッチ機能 | なし | なし |
価格(amazon) | 約¥66,500 | 約¥106,000 |
2020年に上のwacom one13が登場したことにより、地位がアップした中級者向け液タブ。
中級者向けとはいえ他メーカーのプロモデルと似た性能であり、コスパに優れています。
cintiqに期間限定で付属するソフト
- clip studio EX 最大6か月ライセンス
Substance Suite(配布期間終了)
くわしくはワコムの液タブcintiq 16まとめ記事から。
3・上級者向け液タブcintiq pro(シンティックプロ)
種類 | サイズ | 重量 | 筆圧感知 | 応答速度 | 解像度 | adobeRGBカバー率 | マルチタッチ機能 | 価格(amazon) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
13インチ | 360×235×13.9mm | 1.1kg | 8192 | 30ms | FHD | 87% | 〇 | 約¥70,000 |
16インチ | 410×265×17.5mm | 1.5kg | 8192 | 25ms | 4K | 85%(CIE1931)
90%(CIE1976) |
〇 | 約¥166,200 |
24インチ | 677×394×47mm | 7.2kg | 8192 | 14ms | 4K | 99%(CIE1931) | 〇/×(※2) | 約¥235,000 |
32インチ | 854×506×53.25mm | 13kg | 8192 | 8ms | 4K | 98% | 〇 | 約¥379,000 |
※2・24インチにはタッチができるモデルとできないモデルの2種あります。
液タブの最上位機種。
cintiqと比べて、このcintiiq proがパワーアップしたのは主に以下の3点です。
- 色味の表現力(adobe RGBカバー率)
- 液晶のガラスがより薄くてアナログ感が増す
- タッチ機能がある(pro 24ペンモデルを除く)
また、表にあるとおりcintiq proどうしでもサイズが大きくなるほど性能がよくなります。
cintiq proに期間限定で付属するソフト
- adobe Premiere Rush(~2022/9/16)
- adobe Creative Cloudフォトプラン(~2022/9/16)
Substance Suite(配布終了)
よりくわしくはこちら。
ワコムのOS付きペンタブ
mobilestudio pro(モバイルスタジオプロ)
種類 | サイズ | 重量 | cpu | メモリ | グラフィックス | SSD | OS | 筆圧感知 | 応答速度 | 解像度 | adobeRGBカバー率 | マルチタッチ機能 | 価格(amazon) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
新型13インチ
(ノーマルスペック) |
229×367×17mm | 1440g | Intel core i5-8269U | 8GB | Intel® Iris™ Plus Graphics 655 | 128GB | win10 Home plus | 8192 | 30ms | WQHD(2560×1440) | 82%(CIE1931) | 〇 | 約¥208,200 |
新型13インチ
(ハイスペック) |
229×367×17mm | 1440g | Intel core i7-8559U | 16GB | Intel® Iris™ Plus Graphics 655 | 512GB | Win10 professional | 8192 | 30ms | WQHD(2560×1440) | 82%(CIE1931) | 〇 | 約298,000 |
新型16インチ | 262×418×21mm | 2100g | Intel core i7-8559U | 16GB | NVIDIA® Quadro® P1000 (4GB) | 512GB | Win10 professional | 8192 | 25ms | 4K(3840×2160) | 85%(CIE1931) | 〇 | 約¥416,600 |
絵を描くことに特化した高性能windowsタブレットで、PCにつなげて上のcintiq proのような使い方も可能です。
mobilestudio pro16を1年使用してのレビューでも書きましたが、
どこでも本気のお絵描きができる一方、コスパはあまり高くありません。
旧型と新型、さらに性能やサイズにより合計8種ありますので、くわしく知りたい方は↓のリンクからどうぞ。
あなたにあったおすすめのペンタブはコレ!
最後にどんな人にどのモデルがおすすめかというのをざっくりまとめてみます!
- デジ絵初心者 ▷ intuos
- 初心者だけどアナログに自信アリ ▷ wacom one 13 /cintiq
- intuosからのレベルアップ ▷ intuos pro / cintiq(オススメ)
- intuos proからのレベルアップ ▷ cintiq pro
- どこでもガチのお絵描きをしたい/しないといけない ▷ mobilestudio pro